バリ島には、約14,000の大小様々な寺院が点在しています。
その中で、観光スポットとしても有名なのが、ティルタウンプル寺院 / Tirta Empul Temple です。
ここでは、24時間絶え間なく聖水が湧き出ていると信じられ、バリ島各地はもちろん、世界中から大勢の人々が訪れます。
この聖水を浴びることで、心身が清められると信じられていて、誰でも沐浴が体験出来ます。
バリ島では、ムルカット と呼ばれる儀式の1つです。
そこで今回は、ティルタウンプル寺院での沐浴の方法 をご紹介したいと思います。
是非、バリ島でスピリチュアルな体験をしてみて下さい!
”神々の島” と呼ばれるバリ島
バリ島の人々は、古くから バリヒンドゥー教 を信仰していますが、これは、インドなどのヒンドゥー教とは少し違い、バリ島独自に根付いたヒンドゥー教だと言われています。
祝日や吉日などは、バリヒンドゥー教の暦や太陽の満ち欠けで毎年定められ、行事に合わせてセレモニーなどが行われます。
セレモニーは、地元の寺院を参拝したり、各家にある家寺で行います。
家寺は、日本で言う所の「神棚」のような存在で、毎日お香を焚き、お供え物をして、神様や先祖に祈りを捧げます。

バリ島が ”神々の島” と呼ばれる由縁は、このように沢山の寺院が点在していることや、地元の人々が毎日祈りを捧げている為、神様が近い存在に感じられるからなのかもしれません。
バリ島を訪れた人の中には、島全体からスピリチュアルなパワーを感じる人も多いです。
ウブド地区にある、ティルタウンプル寺院
バリ島のウブド地区にある、ティルタウンプル寺院 / Tirta Empul Temple は、特に神聖な場所として、大切に守られている寺院の1つです。
入場料は、50,000Rp(約390円) です。


<バリヒンドゥー教の寺院を参拝する際の注意点>
- 腰巻(サロン)の必ず着用をする ※各寺院にレンタルあり
- 女性は髪を結ぶ
- 過度な肌の露出をしない
- 出血を伴う怪我や、生理中の女性は参拝が出来ない
寺院の内部では、大きな割れ門や巨木、聖水が湧き出る泉などが見学出来ますが、1番の見どころは 沐浴場 です。

この寺院では、聖なる泉が湧き出ていて、ここで沐浴をすると、心身の浄化 や 無病息災 の効果があると言われています。
そこで今回は、沐浴の方法についてご紹介するので、興味のある方は、是非参考にして下さい!
ティルタウンプル寺院で、沐浴する方法
寺院内を進んでいくと、沐浴場の近くにロッカールームがあります。(ロッカーの使用料は、10,000Rp / 約80円)
このロッカールームは、簡易更衣室としても使用され、沐浴の後はここで着替えをします。
いざ、沐浴場へ・・・
すでに沢山の人々が沐浴をされていました。

沐浴場の水は、透き通っていて綺麗ですが、結構冷たいです。
そして足元には、鯉が泳いでいます。
神様はどんな言葉も理解出来るので、祈りは日本語でOK
沐浴の始まりは、向かって左の吹き出し口から、1ヶ所づつ順番に行います。
①まず、聖水の吹き出し口の前に立ち、手を合わせて、バリヒンドゥーの神様にご挨拶をします。

②その後、手ですくった聖水を、頭や顔に3回かけ身体を浄化させ、お祈り(願い事)をします。
③そしてお祈りのあと、吹き出し口から出る聖水を、豪快に頭からかぶります。

④聖水を手に取り、3回口に含み、体内を浄化させます。(口元に付けるだけでもOK)
⑤最後に神様にお礼をします。

それを端から端まで、ひたすら繰り返します。
吹出し口の最後の方に Tirta Empul と書かれた場所があり、そこから湧き出る聖水は、特に貴重な水らしいです。
この聖水を求めて、遠くから汲みに来る人も沢山居るそうです。
***
30分程で沐浴体験を終えましたが、頭も心もスッキリして、爽快な気分でした♪
やり方が分からなくても、周りの人の真似をすれば大丈夫なので、バリ島の文化に触れながら、是非沐浴を体験してみて欲しいと思います。
もちろん、寺院参拝だけでも可能です!